校長あいさつ

ごあいさつ


本校は昭和22年に豊富村立豊富中学校として開校し、80年目を迎えた「地域の学校」です。広大なサロベツ原野に抱かれ、彼方に秀峰利尻を臨む豊かな環境で学習やスポーツ、文化活動に打ち込んだ多くの若者が、地域の担い手として巣立っています。
  現在の校舎は道内初の「系列別教科教室型校舎」として平成15年に完成しました。「教える学校から、学ぶ環境としての学校へ」令和の日本型学校教育にもつながる学習環境であり、生徒が仲間と協働しながら、自ら学びたいことを思う存分に学ぶことを可能としています。「自立・共生」の教育目標のもと、「自ら考え、人とともに歩む生徒を育てる」学校、それが「豊富中学校」です。
  そして、中学校の3年間は、心も体も大きく成長する、とても大切な時期です。勉強はもちろんですが、人との関わりの中で思いやりや責任感を育て、自分自身の在り方を模索していく大切な時間でもあります。私が校長として何よりも意識してほしいことは、生徒一人一人が「自分の頭で考え続け、その場にとっての最適解を見つけだし、行動すること」です。
  世の中の多くのことには、教科の学習とは違って「正解」がありません。ですから、その場の環境や人によって正解も違います。そこで必要になってくるのが、その場で一番良いものだと判断される「最適解」です。最適解は、その場、その瞬間、時代によっても変わるものです。常に変化し続けるものですから、最適解は、自分の頭で常に考え続け、周りの人たちと折り合いをつけながら、見つけ出していかないとなりません。じっくりと考える力が必要となります。
  あまり考えずにすぐに答えを求めたり、誰かに頼ったりするのではなく、「なぜだろう」「どうすればよいのだろう」と問い続け、考える人間になることが、生徒一人一人の力となり、これからの社会を生きていく土台になります。生徒も保護者も地域住民も教職員もたくさん考え、周囲との和を大事にして、オール豊富で最適解を見つけていく「豊富中学校」を創造したいと考えております。全ての学校関係者の皆様の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
       豊富町立豊富中学校   第二十二代校長   友利 真一