学校日記

78回目の入学式での式辞

公開日
2024/04/12
更新日
2024/04/12

校長室から

 さわやかな四月の風が吹き渡り、ここサロベツも心躍る春を迎えました。本日、町長様を始め、たくさんの地域関係者、保護者の皆様に見守られながら、令和六年度の入学式を迎えましたことに、学校を代表して厚くお礼申し上げます。

 新入生のみなさん、ようこそ豊中へ。私たちは心からみなさんを歓迎します。豊中は「自立と共生」が合言葉の学校です。一人一人が自分らしさを磨き、人と共に歩む未来へと成長する場所です。生まれたての豊中生に、これから大切な話をします。本当に大切な話なので、私は真剣に話をします。みなさんも真剣に聞いてください。心と姿勢の準備はいいですか?

 これからの三年間を一生の宝にできるかどうか。それは君たちが「学ぼう」、そして「自分を変えよう」と真剣に願い、挑戦できるかにかかっています。どんなに小さな事でも、自ら心に決めて行動しましょう。「実行は成功の鍵」です。

 もし、君たちの中に、「どうせ自分なんか」「どうせアイツは」「どうせウチらの学年は」…「無理だ」「無駄だ」…そう考えている人がいるのなら、一日も早く、そんな自分に別れを告げよう。自分や仲間の持つエネルギーを信頼し、物事に真剣に、全力で向き合おう。後ろの席で君たちを見守っている二・三年生は、そうやって学び、変わり、成長してきた豊中生です。一年後、二年後に待つ君たちの未来が…可能性があそこに座っています。

 本気で自分を変えたいのなら、希望と辛抱を最後まで貫いてください。小学校の校長先生に「ドアの向こうに夢があるなら、ドアが開くまで叩き続けるんだ」ともらったエールを今一度、心に刻んでください。「あきらめたら、そこで試合終了」です。行動する勇気と信じる勇気。この二つの勇気を胸に豊中の三年間を始めましょう。

 保護者の皆様、本日はお子様のご入学、おめでとうございます。私たちは皆様と共に悩み、喜び、全力で生徒の学びと成長を支えていきます。「夢を見るのが子どもの仕事。夢を見せるのが大人の仕事」です。今後とも、本校の教育活動へのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

 さあ、新入生のみなさん。青春ど真ん中の三年間の始まりです。誰かだけが輝ける時間と、誰もが輝ける時間のどちらがいいか。答えがわかったなら、今日から自分の中のスイッチを入れよう。

 君たちはきっと変わる。必ず育つ。豊中は、それを信じます。入学おめでとう。

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